当院について
私自身が10代の頃からいろいろな不調に悩まされ、鍼灸や漢方といった東洋医学に助けられてきました。
「女性が安心して通える鍼灸院を作りたい」
「仕事や家から少し離れてリラックスできる場所を作りたい」
とずっと思っていました。
私自身が通いたい治療院、が当院の原点です。
女性専用
鍼灸施術は服を脱いで肌に直接するものなので、「やっぱり女性の鍼灸師がいい」とおっしゃる方はたくさんおられます。
私も女性なので、そのお気持ちはよくわかります。
女性ならではのお悩みや男性にはちょっと言いにくい症状も‥どうぞご遠慮なくご相談下さい。
1対1のプライベート空間
ベッド一台の完全予約制ですので、お待たせすることも、他の方に気を遣う必要もありません。
日頃の慌ただしさから少し離れて、リラックスしていただきたいと思います。
お悩みの症状やこれまでの経過、現在の体調についてじっくりとお話をお聞きし、体質と体調に合わせた施術を行います。
(お急ぎの方は事前にお知らせください(^^;)
患者さんにとってベストな提案を
ときどき
「薬に頼るのが嫌なんです」
「病院にはあまり行きたくなくて‥」と仰る患者さんがいらっしゃいます。
対症療法ではなく根本から改善したい、というお気持ちはよくわかりますし、そこで当院にお越し下さったことは本当にうれしく思います。
ただ、鍼灸は素晴らしい医療の一つですが、全ての疾患や症状に一番効果があるわけではありません。
どんな医療もそうだと思います。
今は「病院に行った方が」「お薬を飲んだ方が」患者さんにとっていいと思えば、正直にそうお伝えします。
症状によっては、最初のご予約の段階で、当院よりも先に病院をお勧めする事もあります。
患者さんには、いつも最善の方法を提案したいと思っているからです。
自分の家族が同じ状態だったらどうするか?をいつも念頭に置いて対応しています。
その人の力を引き出す
鍼灸施術は投薬のように、外から何かを足すものではありません。
東洋医学の考えに基づいて鍼やお灸でツボを刺激することで、誰もが持っている自然治癒力を引き出すものです。
言い換えれば、鍼灸は本来の力を引き出すきっかけに過ぎず、病気や症状は患者さんご自身の力でしか治せない、という事です。
「自分の力で良くなっていく」喜びと心地よさを感じていただければ幸いです。
短期間での劇的な改善は目指しません
中には一度の施術で劇的に改善される例もありますが、治療期間も通院ペースも人それぞれです。
当院では、現在の病気や症状はこれまでの生活によって作られたものであり、がんばり続けたお体からのメッセージであると考えています。
症状だけを取り除いたとしても、日々の生活が変わらなければ、また同じような不調を繰り返すことになります。
日々のお体への負担を少しでも減らせるよう、食養生やストレッチなどセルフケアの方法もご提案致します。
大切なお体からのメッセージに耳を傾けながら、
今ある症状を改善するとともに、
同じような不調を繰り返さないお体との付き合い方を見つけていただきたいと思います。
明鍼灸治療院は、
ストレス過多な現代社会を生きる女性の心と体に寄り添いながら、そっとサポートできる場でありたいと願っています。
【資格】 はり師・きゅう師
登録販売者
鍼灸に興味を持ったキッカケは、中学生の頃から酷かった生理痛が漢方薬で改善したことです。
その時に担当してくれた薬剤師さんが、東洋医学的にみた今の体の状態を説明してくれ、そんな考え方もあるんだ、という事を知りました。
元々アトピー体質でもあり、当時は肌トラブルにも悩んでいましたが、生理痛が軽くなっていくのに合わせて、「肌の状態も変化して治っていくよ」と教えて下さり、食事や日常生活で気を付けた方がいい事を丁寧にアドバイスしていただきました。
生理痛と肌トラブルが関係あるなんて当時は思えず、半信半疑でしたが、本当にその薬剤師さんの説明通りの経過を辿って良くなっていきました。
東洋医学ってすごい!面白い!と思いました。
そこから色々調べていくうちに、人の体に直接触れることができて、漢方のベースと同じ東洋医学の考え方を用いて治療する鍼灸に辿り着きました。
正直自分が鍼を受けるのは怖いと思っていましたが、自分がされたくないことを人にはできないと思い、恐る恐る鍼灸施術を受けてみたところ、その効果に感激し、この道に進もうと決めました。
そこから専門学校に入学し、3年間学び、大阪や兵庫の鍼灸院・診療所で臨床経験を積み、結婚・出産を経てここ三田に移り住み、明鍼灸治療院を開業するに至りました。
その間も継続してきた鍼灸や漢方による治療のおかげで、生理痛や冷え症もずいぶん改善され、10代20代の頃よりも元気に過ごせるようになりました。
鍼灸や漢方、そして東洋医学が大好きです。
自分を助けてくれた鍼灸と東洋医学の素晴らしさを、もっともっと多くの人に知ってもらいたいと願い、日々励んでおります。
東洋医学について簡単に
当院は、現代医学と東洋医学の二つの視点を大切にしています。
現代医学は皆さまもよくご存じだと思いますが、東洋医学については馴染みのない方も多いことと思います。
なるべく簡単に当院なりの考え方をお伝えしたいと思います。
東洋医学では陰陽論や五行説といった古代中国の思想がベースとなっています。
人の体は肝心脾肺腎の五つの臓器がバランスを保ちながら働いており、これらの循環が上手くいっているときは健康な状態であり、何らかの要因でそのバランスが崩れると心身に様々な不調が現れる、と考えられています。
その不調が特によくあらわれる場所がツボ(経穴)と言われる場所です。
鍼灸施術では、そのツボを鍼やお灸で刺激することで、乱れた五臓のバランスを整え、健康な状態へと導きます。
ここでいう五臓は、現代医学の指す内蔵と似ているようで少し違います。
これは、東洋医学では人の体の中に現代医学でいう内臓とは別の臓器がある、と言っている訳ではありません。
昔の人はそんな風に考えた、という事です。
時間や季節は目に見えませんが、ある前提でみなさんお過ごしだと思います。
当院では東洋医学の考え方もこれと同じだと考えています。
非科学的な扱いをされる事も多いですが、東洋医学は科学と相反しないものだと思っています。
現代のように医学が発達していなかった時代に、古代中国の人々は人の体に陰陽論や五行説を当てはめて考え、治療していました。
それが日本にも伝わり、長年たくさんの人々の治療に用いられ、効果のあったものが今に生き続けています。
現代医学の視点では病気の範疇に入らなかったり、病気ではあるけど治療法がない、といった場合でも、東洋医学の視点から見ていくと出来ることがあります。
なかなか解決できなかった悩みを別の視点から見ていくとあっさり解決できることってあると思います。
鍼灸はもちろん東洋医学の考え方もそんな風に日常生活に取り入れてもらって、皆さんが少しでも楽になるお手伝いができるといいなと思っています。